変形性股関節症とは

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なんらかの理由により、股関節と骨盤を繋ぐ部分の「関節軟骨」がすりへり壊れることで股関節が変形し初めは長く歩いた後、運動後などにお尻やふともも、膝の上などに痛みがでることがあります。この痛みは休むと引いていきます。

徐々に症状は進行していき、動いた時股関節の前後が痛むようになり、最終的にはじっとしていても股関節周りが痛いという状態に進行していきます。

進行度合いにより日常生活に支障がでてきて手術が必要になってくる場合もありますので早めに対応してあげるのが良いです。

変形性股関節症の原因

一次性の原因

    • 女性が発症しやすい(特に30代~40代が多い)
    • 年齢により発症
    • 片足重心になりがちな人
    • 股関節に負担がかかるお仕事や運動

等の原因がありますが、一次性は明確な原因が特定しにくいものです。

二次性の原因

      • 先天性股関節脱臼症(生まれつき股関節や骨盤の形状に問題があり脱臼しやすい状態)
      • 臼蓋形成不全(骨盤の形成の仕方で、股関節と骨盤の関節のはまり具合が浅くなってしまう状態)

以上のような原因があります。発症者の約80%は二次性の原因があるそうです。

変形性股関節症の症状

初期

        • 長時間の運動や歩行でお尻やふともも、膝の上に重だるい感じや痛みがでます。少し休むと症状が引くような時期ですが、炎症が強かったり関節の部分が損傷していたりすると強い痛みが出ます。
        • 他人から見て歩き方が脚をひきずっていると指摘される。
        • 「骨硬化現象」という骨が硬く固まってしまう現象も起きてきます。

進行期

          • すり減った関節部分を補おうとして骨に「骨棘(こつきょく)」とよばれる棘のような骨ができてきます。
          • 「骨嚢胞形成(こつのうほうけいせい)」という骨硬化した部分の骨に孔があいてきます。
          • この時期は痛みや動きの制限が増してきます。

末期

            • 軟骨がすり減ってなくなってしまい、骨棘も増えていき股関節の形が変わってしまいます。股関節と骨盤が直接当たってしまうので、痛みで日常生活に支障が出てきます。ひどくなってくると杖が必要になります。

変形性股関節症の施術には、カイロプラクティックが大変有効です。

カイロプラクティックでは、初期の段階で炎症が少ない時期であれば直接股関節にアプローチしていきます。動きが固くなった股関節の動きをつけていき、股関節の動きに関連する臀部の筋肉をストレッチしてほぐしていきます。そして骨盤のバランスを診ていき矯正します。

股関節の変形を元に戻すことはできないのですが、骨盤バランスの乱れた状態では股関節にかかる負担がより強くなってしまいます。痛みを和らげて関節症の症状を悪化させないようにするためにはカイロプラクティックの施術は有効です。

※変形が末期に近づくほど痛みの緩和に時間がかかります。股関節に違和感を感じたり、赤ちゃんの時に股関節脱臼症や、骨盤の臼蓋形成不全など診断されていた方は要注意です。早めにケアをして股関節を長く健康に保ちましょう。

変形性股関節症になってしまったら筋肉のトレーニングとストレッチが大切です。

本当に痛みが強い時は「安静」にしているのが良いのですが、ほどほどにしなければいけません。

痛みで身体を動かさなくなると筋力は低下していき、筋肉の柔軟性も無くなってしまいます。余計に股関節が動かなくなり、状態を悪化させてしまいます。

オススメの運動は「水泳」です。水の中は自分の体重がかからずに股関節の運動ができます。水中を歩くだけでも水の抵抗で十分に筋力を鍛えられます。

オススメできない運動は先ほどオススメした水泳の「平泳ぎ」です。股関節を無理に開かないようにしましょう。「ジョギング」や「長時間の歩行」も股関節には負担になりますので避けてください。

痛みがある時は無理をせずに休んで、動ける時は股関節に負担をかけない運動をしましょう。