朝起きて、最初の一歩を踏み出したら「足の裏がズキッと痛い…」。
運動の後、かかとのあたりがじわじわ痛くなってくる…。
こんな経験がある小・中・高校生は、もしかすると足底筋膜炎(そくていきんまくえん)という症状かもしれません。
今回は、この足のトラブルについてどうして起こるのか、どうやって予防・ケアするのかを、小学生〜高校生とその保護者の方にもわかりやすくお伝えします!
◆ 足底筋膜炎(そくていきんまくえん)とは?
足底筋膜とは、足の裏にある丈夫な膜のような組織です。
かかとから足の指のつけ根までつながっていて、土踏まずを支えたり、走ったりジャンプしたときの衝撃をやわらげる大事な部分です。
この足底筋膜に負担がかかりすぎると、小さな傷ができて炎症を起こし、痛みが出るのが足底筋膜炎です。


◆ どんな子に多いの?
成長期の子どもたちは骨や筋肉がまだ発達途中。そのため、強い運動や同じ動きを繰り返すことで、足に負担がかかりやすくなります。
特に、次のような子は注意が必要です。
・部活やクラブで運動量が多い(特に陸上・サッカー・バスケなど)
・学校での立ちっぱなしや移動が多い
・足に合っていない靴をはいている
・偏平足(へんぺいそく)や外反母趾など足の形に特徴がある
・成長痛が出やすい年齢(小5〜中2くらい)
「朝の1歩目が痛い」「歩いていると足の裏がジンジンしてくる」「運動後にかかとがズキズキする」といった症状がある場合、足底筋膜炎の可能性があります。
◆ 足底筋膜炎が起こる原因とは?
子どもでも足底筋膜炎になるの?と思う方もいるかもしれません。実は成長期はとてもなりやすい時期です。
【よくある原因】
急に運動量が増えた
→ 合宿や大会前の練習で、足に負担がかかりすぎることがあります。
足の裏やふくらはぎがかたい
→ 筋肉がかたくなると、足底筋膜を引っ張ってしまいます。
体のバランスのくずれ
→ 猫背や骨盤のゆがみ、片足に体重をかけるクセなどがあると、足に片寄った負担がかかります。
クッションの少ない靴・すり減った靴
→ ソールが硬い靴やサイズが合っていない靴も、足の裏に負担をかけます。
◆ 整体でできるサポート
「湿布を貼っても良くならない」「ストレッチしてもなかなか治らない」という場合、整体のサポートがとても役立ちます。
① 足のバランスを整える
整体では足だけでなく、骨盤や背骨のゆがみもチェックします。
全身のバランスが崩れていると、足の負担が増えるためそこを整えていきます。
② 筋肉や筋膜をやわらかくする
かたくなった足裏やふくらはぎを優しい手技でほぐしていきます。
これにより、炎症部分への引っ張りを減らし痛みがやわらぎます。
③ 成長期に合わせたケア
成長期の体はとてもデリケートです。整体では年齢や成長具合に合わせて無理のないケアを行い、安心して通える環境づくりを大切にしています。
④ おうちでできるセルフケアの指導
保護者の方にもわかるように、自宅でできるストレッチ・マッサージ・靴の選び方などもお伝えします。
「家でもできることがある」と知ることで、子ども自身も前向きに取り組めるようになります。
◆ 保護者の方へのアドバイス
子どもが「足が痛い」と言っても、最初は軽い疲労かな?と見過ごしてしまうこともあると思います。でも、足底筋膜炎は早めに対処するほど改善しやすく、部活や授業への影響も防げます。
特に以下のような場合は、一度専門家のチェックを受けることをおすすめします。
・痛みが1週間以上続いている
・朝の痛みがどんどん強くなっている
・運動中だけでなく、歩くだけでも痛い
・片足だけに痛みがある

◆ 普段から身体のケアをしよう!
足底筋膜炎は、運動を頑張っている子どもや成長期の子にとって、意外と身近な足のトラブルです。
放っておくと長引いたり、運動を休まなければならないこともあるので、早めのケアがいちばんの近道です。
整体では体のバランスを整えながら、根本的に痛みの原因を改善していくことができます。
お子さんの「足の痛み」が気になるときは、ぜひ一度ご相談ください。
◆余談◆~足底“筋”膜炎と足底“腱”膜炎の違い~
時々、病院で足底「筋」膜炎ではなく足底「腱」膜炎と診断されることがあると思います。
これらは結論から言うと、基本的に同じ症状を指していることがほとんどです。
・足裏にある膜状の組織の炎症
・かかと〜足の指のつけ根にかけて痛みが出る
・原因は、繰り返しの負担や使いすぎ
これらは両方に当てはまる共通点です。
では、なぜ呼び方が違うのでしょうか?
筋膜炎 ・・・ 一般的に筋肉を包む膜のことを指し、医療やリハビリの現場、整体・整骨院では「足底筋膜炎」という言い方が多い。一般的にイメージのしやすい言葉でこちらの方がよく使われる。
腱膜炎 ・・・より正確には筋膜より腱膜の性質が強いという考え方もある。「筋膜」と「腱」の中間のような組織であるため、医学的には「足底腱膜」という表現を用いる医師や論文も多い。ただし、一般では使われないためあまり馴染みが無い。
正式には“足底腱膜炎”と呼ばれ表現の違いはありますが、症状や原因、対処法に違いは特にありません。
よくある質問(Q&A)
Q1. 足の裏が痛いのは全部「足底筋膜炎」ですか?
A. すべてが足底筋膜炎とは限りません。
足の裏の痛みには成長痛、骨の炎症、疲労骨折、タコや魚の目が原因のこともあります。でも、「朝の1歩目が特に痛い」「運動後にジンジンする」という症状がある場合は、足底筋膜炎の可能性が高いです。自己判断せず、専門家に相談しましょう。
Q2. 足底筋膜炎になったら運動はやめたほうがいいですか?
A. 無理は禁物ですが、完全にやめなくても大丈夫な場合もあります。
痛みの程度によっては、ストレッチやテーピングを行いながら運動を続けることも可能です。ただし、痛みが強くなる前に早めにケアすることが大切です。整体では、運動を続けながら治す方法も相談できます。
Q3. 整体って子どもが行っても大丈夫ですか?
A. はい、大丈夫です!
整体では成長期の体に合わせて、優しく丁寧な施術を行います。当院ではボキボキしない安心な方法もおこない、小学生からでも通えるようになっています。親御さんと一緒にカウンセリングを受けたり、子供が不安に感じる時は近くで施術を見て頂く事も可能です。
Q4. 自分でできる対策はありますか?
A. はい!毎日少しずつできることがたくさんあります。
・足の裏のストレッチ(タオルを使って引っ張る)
・テニスボールで足裏をコロコロ
・ふくらはぎのストレッチ
・靴の見直し(サイズ・クッション性)
セルフケアは、整体とあわせるとさらに効果的です。
Q5. インソールを使えばよくなりますか?
A. 痛みを軽くする助けになりますが、それだけでは不十分な場合もあります。
インソールは衝撃をやわらげたり、足のアーチを支えたりする効果がありますが、体全体のバランスや筋肉の柔軟性を整えることも重要です。
Q6. 足底筋膜炎は再発しやすいって本当?
A. はい、原因が残ったままだと繰り返しやすいです。
一度よくなっても姿勢や歩き方のクセが治っていないと、また同じ場所に負担がかかって再発することがあります。痛みが消えても「予防ケア」がとても大切です。
