![ドジャース対ブルージェイズのワールドシリーズ[試合 結果]山本由伸が締めて連覇・大谷翔平2安打 : 読売新聞](https://www.yomiuri.co.jp/media/2025/11/20251102-OYT1I50078-1.jpg?type=large)
― しなやかに強い身体の使い方 ―
プロ野球界を代表する右腕、山本由伸投手。彼のトレーニングの中で特に注目されているのが「ブリッジ」という動きです。
これは単なるストレッチや体操ではなく、投球動作を根本から支える“身体の使い方”を磨くための重要な要素です。この記事では、山本選手がなぜブリッジを重視するのか、その効果と実践ポイントをわかりやすく解説します。
ブリッジとはどんな動きか

ブリッジとは、仰向けから背中を反らせ、腕と足で体を支える姿勢を指します。体幹・肩・背中・股関節といった大きな関節を一度に動かすため、柔軟性と連動性を高める全身運動として知られています。
山本選手は、いわゆる「筋トレ中心」の練習ではなく、身体の連動やバランスを重視するアプローチを選んでいます。その中でも「5B(Breath・Bar・Bowl・Board・Bridge)」という独自のエクササイズ群を取り入れ、特にブリッジを軸に体づくりを行っていることが報じられています。
山本由伸がブリッジを重視する理由
① 可動域を広げる
ブリッジを行うと、肩甲骨・背骨・股関節が大きく動き、上半身と下半身の“つながり”が良くなります。
投手にとってこの可動域の広さは、体を大きく使った投球フォームを生み出す鍵。腕を強く振るのではなく、「体全体でしなやかに投げる」動きへとつながります。
② 力の伝達をスムーズにする
投球では「下半身で生んだ力を、体幹を通して腕へ伝える」ことが重要です。
体幹が硬かったりバランスを崩していると、力が途中で逃げてしまい、肩や肘に無駄な負担がかかります。
ブリッジは体幹と四肢をつなぐトレーニングとして、下半身から上半身へ“エネルギーを正しく伝える”感覚を養うのに役立ちます。
③ ケガの予防・疲労軽減
ブリッジによって背骨や肩甲骨、股関節の動きが滑らかになることで、フォームの乱れや筋肉のアンバランスを防ぎます。
肩や肘だけに負担をかけない投球フォームづくりにもつながり、長いシーズンを安定して投げ抜く土台を作ります。
■ 「反ること」より「つなげること」が大事
山本選手は「ブリッジができるようになったからそれで満足、というわけではない」と語っています。
目的は“きれいに反ること”ではなく、“体を一つにつなげて動かす感覚”を養うこと。
つまり、ブリッジは単独のトレーニングではなく、投球動作全体をスムーズにする“準備運動”のような存在です。
背中・胸・股関節・肩がバラバラに動くのではなく、「一つの流れ」として力を伝えることこそが、山本投手の考える理想的な身体の使い方です。
■ 実践のポイントと注意点
◎ 正しいフォームを意識
腰だけを無理に反らせるのはNG。
・肩甲骨を開き胸を張る
・股関節を伸ばし体の前面を大きく使う
・呼吸を止めずにリラックスして行う
この3つを意識すると、安全に効果を高められます。
◎ 無理をせず、少しずつ可動域を広げる
柔軟性には個人差があります。急に深く反ると腰や背中を痛めることもあるため、最初は軽いブリッジや、壁ブリッジなどから始めると良いでしょう。
◎ 他の体幹トレーニングと組み合わせる
プランクや肩甲骨ストレッチ、股関節の可動域エクササイズなどと併用することで、体全体の連動性を高められます。
「ブリッジだけ」で完結するトレーニングではない点も大切です。
◎ “呼吸”を忘れない
山本選手の「5B」には“Breath(呼吸)”も含まれています。
反る・伸ばす動きの中で呼吸を止めると、体幹の圧(腹圧・胸腔圧)が乱れ、動きの連動が崩れやすくなります。深く呼吸しながら動作を行うことで、全身の一体感を感じやすくなります。
■ 「力じゃない、力」――ブリッジが教える身体の使い方
山本由伸選手のトレーニング哲学には、「力じゃない、力」という言葉があります。
それは、“筋肉の力”だけでなく、“身体全体をしなやかに使う力”こそが真のパフォーマンスを生む、という考え方です。
ブリッジは、まさにその象徴とも言えるトレーニングです。
腕の力だけに頼らず、下半身から体幹、肩、指先までを一つの流れで動かす。その結果、力強く、かつケガをしにくい理想のフォームが生まれます。
カイロプラクティックとブリッジの相乗効果について
① カイロで整えた体を「動き」で定着させる
カイロプラクティックによって背骨や骨盤の歪みを整えても、
普段の動き方が偏っていると、すぐに元に戻ってしまうことがあります。
ブリッジを行うことで、
・胸椎や肩甲骨の可動性を維持
・骨盤まわりの安定を強化
・体幹と四肢の連動を再教育
といった動きの再学習が起こり、施術効果を持続させやすくなります。
② 神経の通り道を広げる
ブリッジによって背骨全体を大きく動かすことで、
脊柱周囲の筋肉(多裂筋・脊柱起立筋など)の過緊張がほぐれ、
神経の通り道(神経孔まわり)の圧迫が緩みやすくなります。
これは、カイロプラクティックで目指す「神経の流れをスムーズにする」考え方と一致します。
③ 呼吸と自律神経の調整
ブリッジ中の呼吸は、胸郭(肋骨周囲)と横隔膜を大きく動かします。
これにより、自律神経(特に副交感神経)が働きやすくなり、
リラックス効果・回復力の向上にもつながります。
施術後にブリッジや呼吸法を取り入れることで、
神経と筋肉の両面から「整える→維持する」循環を作り出せます。
■ 注意点:正しいブリッジでなければ逆効果に
ただし、間違ったブリッジは腰痛や肩の痛みを引き起こすリスクもあります。
特に以下の点には注意が必要です。
-
腰を反らせすぎず、胸(胸椎)をしっかり開く意識を持つ
-
肩で支えるのではなく、手・足・体幹で全体を使う
-
呼吸を止めず、リズムよく行う
-
無理な姿勢で長時間キープしない
特に成長期の子どもや、腰部に不安のある方は、施術者の指導のもとで行うことをおすすめします。
■ 臨床的に見たブリッジの価値
ブリッジは、カイロプラクティックのアジャストメントと相性が良く、
以下のような臨床的効果が期待できます。
| 目的 | カイロプラクティック | ブリッジ |
|---|---|---|
| 背骨の動きを整える | アジャストメント | 胸椎・腰椎の柔軟性UP |
| 神経伝達の改善 | サブラクセーション調整 | 背筋・呼吸運動で刺激 |
| 体幹の安定 | 骨盤矯正・筋反射調整 | 腹圧・体幹連動強化 |
| 再発予防 | 生活指導・エクササイズ指導 | 全身連動の定着 |
つまり、施術で整えた体をブリッジで“使える体”に戻す――
この流れを作ることで、再発防止やパフォーマンス維持に大きく貢献できます。
■ まとめ
ブリッジとカイロプラクティックは、アプローチは違えど目的は共通しています。
どちらも「身体の中心を整え、神経と動きをつなげる」ことを目指しています。
施術だけではなく、“動きの教育”を取り入れることで、
患者さんやアスリートの「自分で整える力」を育てることができます。
山本由伸選手が実践するように、
正しい動きを通じて“体を一つにつなげる”ことが、
最高のパフォーマンスと健康を両立させる第一歩です。
――ブリッジは、カイロプラクティックの効果を“生きた動き”として体に定着させる鍵なのです。
カイロプラクティックは、骨格のゆがみや関節の動きを整えることで、筋肉や神経の働きを改善し、筋疲労や慢性的な疲れの軽減にも効果が期待できます。

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