「なんでかわからないけれど、ずーっと疲れが取れない…」
慢性的に疲労感が取れないって状態が続くのはとても辛いと思います。謎の疲れに悩まされている人はだんだんと増えているのが現状。なんとかそれに対抗できる知識をつけたいですね。
自分の状態を見極める
必要な慢性疲労の知識としては、「慢性疲労」と「慢性疲労症候群」とを区別するところからはじめます。
どゆこと?って感じの方は、大事なポイントなのでしっかり抑えておきましょう。
慢性疲労症候群というのは病気の名前です。
そしてその原因はというと、
①消化器官の不調がある
②体に有害物質が溜まっている
③長期的に感染症にかかっている疑いがある
といったものがメジャーです。
①腸内環境に不調があって慢性疲労が引き起こされるっていうのは最近ではよく言われます。
栄養を吸収し、毒素はブロックするということで、何を取り入れて何を取り入れないかを勝手にやってくれるとても頭のいい器官なんですが、腸内の粘膜のバリアが傷ついてたり(リーキーガット)、自分で気づかないうちに食物アレルギーを取り入れたりする場合があります。知らないうちに腸にストレスをかけまくって、毒素をバリアできてない!酸化ストレスや慢性的な炎症によるストレスが発生し続けている!といった感じで慢性疲労が起こされている場合もあるんで、食事内容に注意するのが無難でしょう。
②有害物質がどこから入ってくるのか?
重金属や添加物、カビ毒ってのが原因に慢性疲労が起こる場合もあるようです。重金属ってのは、カドミウムという玄米やタバコなんかに含まれているものや、マグロなんかの回遊魚に含まれる水銀なんかが当てはまるようです。添加物に関しては、化粧品だったり掃除用品に含まれるものがホルモンバランスを崩してくるそうです。ハンドソープなどもあまり強すぎると体にはダメージになるそうです。これも食事だったり生活環境に依存する内容だと思うので、特に肌の変化に敏感になって、荒れたりしていないかは都度チェックしましょう。喫煙する方で慢性疲労がある方は、何が何でも禁煙した方が良いかと。
③長期的に感染症にかかっている場合。
こういう場合は慢性感染症を調べてもらわないとわかりませんので、詳しいお医者さんにいかないといけません。上の例から食事や生活環境を変えても全く変化なく疲労が取れない場合は考えてもいいかもしれません。
ストレス性の慢性疲労
上記、「慢性疲労症候群」では原因のある状態の説明をしましたが、ここからは病気じゃなくて慢性疲労って状態の説明になります。似ている症状なんですが、病気である症候群の方はそもそもエネルギーがうまく作り出せてないって原因もあるのに対して、慢性疲労ってのは「健康なライフスタイルを送れていない」ってのが元気の出ない原因となってきます。
人が元気に動き回るには、健康的なメンタルが必須だと思います。そのメンタルを支えているのが体なんで、
・栄養不足
・睡眠不足
・運動不足
・ストレス過多
基本的にはここに原因が隠れているのではないでしょうか。最近「男性型更年期障害」という言葉もよく耳にするんですが、行動力の要となる男性ホルモン「テストステロン」が減っちゃってやる気も何も出ないという例が多いです。男女問わず、運動不足だとかなりこれに影響がでてきまして、疲れやすいことのほかに、太ったとか、メンタルが不安定とか、好きなものにも熱が入らないとか、ちょっと鬱っぽい症状まで見られるならホルモンバランスの崩れを疑って、ストレス対策を全力でしましょう。
対策方法としては、生活習慣において「睡眠を優先事項の第一番にして、入眠の時間から一日の予定を立てる」というのが正しい生活習慣の作り方といいます。ここの優先順位だけを死守しつつ、あとは感覚で自分に足りない要素を食事・睡眠・運動から見直すのが王道です。たとえストレスの根本原因を解消できなくても、ストレスへの抵抗力を上げられるこれらの項目は、誰にでも有効なはずです。
★疲労回復力を上げたい方は
ストレスを対策するには、生活習慣の改善がかかせません。ただ継続的にやることで少しずつ効果が表れるものです。続けられればこれ以上に効果が出るものはありませんが、人間にとって継続というのが苦手なジャンルです。
そんなときに必要なのが、一度体をフラットな状態に戻そう!ということ。
慢性疲労がある言わばマイナスの状態から対策するより、筋肉の柔軟性と関節の可動域を正常に戻してからの方が対策にかかるストレスがないのは言わずもがな。健康に良い・悪い関係なく、今までの生活習慣になかったことを始めることは身体にとってはストレスになります。そのストレスを出来るだけ取り除きながら慢性疲労を改善したい方は、お体のメンテナンスに関してなんでもご相談ください。