顎関節症の原因

顎関節症の原因は人によって様々です。
日常生活の習慣が影響する事が多くいくつかの要因が複数重なり合って痛みを発症します。
当院では痛みを緩和するだけでなく原因を突き止め、根本的な解決を目指します。
額関節症は大きく分けて以下のように分類できます。

・歯ぎしり、食いしばり
・体の歪み、不良姿勢
・TCH(歯と歯が接している癖)
・歯の痛み(虫歯、親知らずの炎症)

それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう

歯ぎしり・食いしばり

寝ている間に無意識に歯をこすり合わせて「ガリガリ」と音を発してしまう事を歯ぎしりと言いますが音を立てなくても、睡眠時に顎を噛みしめているのも歯ぎしりの一種です。
発生のメカニズムは解明されてませんが、精神的なストレスが影響しているとも言われています。
緊張していると寝ている時でなくても顎に力が入り食いしばっていることもあります。
物を噛む時に使う筋肉を強い力で使い続けるため顎に疲労が溜まります。
顎の関節に負担がかかり口が開きにくくなったり顎の痛みを起こします。
慢性的に顎に力が入っていると首や肩にも力が入り肩こりや頭痛の原因につながる事もあります。

体の歪み、不良姿勢

顎の関節は頭蓋骨(頭の骨)にぶら下がった状態で繋がっていて身体のバランスの影響を最も受けやすい関節です。
肩の高さ、骨盤の歪み、猫背など様々な体の歪みが悪影響を与えます。
顎のバランスが崩れると片側の顎の関節に負担がかかり顎関節症を引き起こします。
当院ではカイロプラクティックのテクニックによる骨格矯正と顎関節の痛みの緩和を同時に行う事が可能です。

TCH

TCHとは、Tooth Contacting Habit(歯列接触癖)の略で、日本語で言えば、上下の歯を接触させる癖のことです。
歯ぎしりと違いTCHは本人も気づかないような弱い力が継続して歯にかかります。
長時間続くと顎の筋肉は疲労していきます。
また顎関節だけでなく歯に継続的にストレスがかかると痛みや知覚過敏、咬合異常につながる場合があります。
TCHは何かに集中している時に起こりやすいと考えられています。
パソコンやスマホなど長時間何かに没頭していると起こりやすくなります。
また下を向いた姿勢は頭を前方に傾け顎が閉じやすくなる事でTCHのリスクが高まります。
猫背の状態で長時間のスマホは顎への負担につながると言えるでしょう。

歯の痛み

虫歯や親知らずの炎症が顎周辺のリンパの腫れを引き起こし顎が腫れて顎関節症になる事があります。
これは悪い歯と同じ側の顎に痛みが出るケースですが逆の顎に痛みが出るケースもあります。
嚙み合わせや噛み癖があると片方の顎に負担がかかり顎関節症を引き起こします。
虫歯や親知らずの痛みで片側だけで咀嚼をしていると顎の筋肉がh疲労したり関節に負担がかかり顎関節症になるケースがあります。

以上のように顎関節症の原因は様々でいくつかの要因が無数に絡み合って痛みを起こします。 当院では虫歯や親知らずの治療は出来ませんが姿勢の調整や筋肉の緩和、噛み合わせの正常化など歯科医では出来ない分野へのアプローチをメインに顎関節症を改善していきます。