夜中にギリギリとものすごい音がして見てみると子供の口から発する音だと知りびっくりする親も多いのではないでしょうか。
子供の歯ぎしりは生理的な現象で過度の心配は必要ないと言われていますが本当に大丈なの?と思う方も多いので子供の歯ぎしりについて解説したいと思います。
子供の歯ぎしりの原因
①歯の生え変わり
歯が生え始めると、子供は歯ぎしりをすることがあります。これは、新しい歯が生えてきたことで、上下の歯が当たる位置が変わったためです。この変化により、子供は新しい噛み合わせを習得する必要があります。
また、新しい歯が生えると、歯茎に痛みや不快感が生じることがあります。歯ぎしりは、痛みや不快感を和らげるために、子供が自然に行う反応の一つです。歯ぎしりは、歯茎を刺激することで血行を促進し、歯茎の炎症を緩和する効果もあります。
②ストレス
ストレスや不安を感じた場合には、そのストレスや不安を解消するために歯ぎしりをすることがあります。大人だけではなく子供もストレスを感じた時に顎に力が入り歯ぎしりや食いしばりを引き起こします。
③歯並びや噛み合わせが悪い
歯が適切に噛み合っていない場合、子供は噛み合わせを調整するために、無意識に歯を磨り合わせることがあります。これが歯ぎしりの原因となります。
④自閉症スペクトラム障害(ASD)
自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDは歯ぎしりの傾向が高いという研究結果もあります。
学校や日常生活でストレスを感じやすく、このストレスが歯ぎしりを引き起こす可能性があります。
また神経発達の障害で交感神経が優位に働きやすく顎の筋肉が緊張しやすい傾向があります。
子供の歯ぎしりの治し方
子供の歯ぎしりは、多くの場合、成長とともに自然に治ることがありますが、しばらくの間続く場合は、歯科医や小児科医の治療が必要になる場合があります。
①ストレスを軽減する
ストレスは歯ぎしりの原因となることがあります。子供たちにとってストレスを減らすことは、歯ぎしりを軽減する上で非常に重要です。親が気づかないストレスを抱えているかもしれません。
②歯並びの治療
歯並びが悪い場合、歯ぎしりを引き起こす可能性があります。歯並びを改善するための矯正治療を行うことで、歯ぎしりを軽減することができます。
③マウスガード
マウスガードは、歯ぎしりをする子供の歯を保護するために使用されます。歯科医師が作成するマウスガードは、子供の歯に合わせて作られるため、フィット感が良く、快適に使用することができます。
まとめ
子供の歯ぎしりは自然に治るから問題ないという文献が多いですが私の息子は3歳位から歯ぎしりが気になりだし7歳になった現在も寝ている時に隣でギシギシとものすごい音を立てているので心配になってきます。
歯ぎしりをしている真っ最中に顎の筋肉を触ってみたら咬筋(こうきん)という物を噛む時に使う筋肉がものすごく力が入っていました。
3歳位から歯ぎしりをしていたのでさすがにストレスではないと思いますが、現在前歯が生え変わっている最中なのでそれも影響しているのではと考えています。
だいたい数10秒でギリギリという音も止まるので特に歯科医に診てもらって相談したことはありませんが、長時間歯ぎしりが続く場合や歯が欠けるくらい強い力で歯ぎしりしている場合は歯科医に相談してみて下さい。